先日、部屋の整理がてら紙の本を電子化する、いわゆる「自炊」と呼ばれる作業をいたしました。
紙と電子、どちらが理解度が高いか問題については、
中央大学と凸版の共同研究により「結局はその媒体に慣れてるかどうかだよね」という結論になっておりまして、
「理解度変わらないなら紙いらないじゃん!!部屋片付くし電子化しよ!」と決意したのが発端でした。
本でなくデータにすれば持ち運ぶのにもかさばらないですしね。いいことずくめですね。
……
結論を言います。
地獄かと思うほど辛い作業でした。
自炊はどうやってやるの?
切断機やスキャナーをレンタルしました。
こちらの切断機を使ったのですが、amazonにて値段を見ると4万弱。とても買えません。
こちらにてレンタルし、数日レンタルし6千円ほどで済みました(アフィリエイトではないです、一応)。
スキャナーレンタルと合わせて1万弱でしたね。
これで本をガスンガスンと切断します。

本をセットし、ギロチン。そして本をバラバラにし、

これをスキャンします。
延々とこの作業を行います。
自炊、省スペースになるけど地獄
最初の数冊は楽しいんですよ。
「おお、本当に切れた!」とか、
「すげえ、取り込んだら電子書籍みたいになった!」とか、
新しいことへの興奮と部屋が片付くことへの期待とでとても楽しい。
が、しかしです。
この作業を延々に長いことやっておりますと、
作業自体が全くおもしろくなく、黙々と同じ姿勢で作業するため身体が痛くなり、なんなら本を切断する手が痛くなり、次第に「なんでこんなことしてるんだ……?」と自問自答する境地に達してきます。部屋を広くしたいからだよ。
それと部屋を片付けつつ本を発掘しているとうっかり昔の黒歴史を発掘することもありまして、これも辛かったですね(笑)

鬱のときに買っていた完全自殺マニュアルを見て「あ~~~」となったり。
そしてこの地獄の作業は丸2日かかりました。地獄。


これが自炊の成果です。普段飲まないエナドリの缶があるのが作業の辛さを物語っていると思います。
部屋は広くなりました。
本を電子化したことで持ち運びにも便利になりました。
が、がです、とてつもなく辛い作業になりました。
結局自炊オススメできる?
私の蔵書があまりに多すぎたがために作業自体が地獄になってしまいましたが、
ダンボール2箱くらいの本の量を自炊するのであればレンタルとの費用対効果は合うのではないかと考えます。
数冊の自炊であれば「本の自炊スペース」っていうお店に行くのが良さそうですね~。
……
本音はあんまりオススメできないです。本当に辛かったので。
最初から電子を買うなり、普段から本の整理をするなり、なんなら下取りに出すなどしていこうかなと決意しております。
ADHD的なだらしなさを直さないとなあやっぱり。
これから地獄のファイルの名前付け作業が待っております。が、がんばります。