今日を 丁寧に 生きるしかない
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ビジネス

「良い戦略」を考える上で大切なこと3ステップと「悪い戦略」の特徴4つ

開設以来毎日更新していたこのブログですが、なんと昨日連続更新が途絶えてしまいました;;

ちょっとやることが多かったためですが、いやこれは言い訳ですね……自分自身の目標として半年は必ずなにか書いて行きたいと思っていたので、ちょっと気合入れなおそうかなあと思います。

 

さて、なのですが、

まだまだ開設して間もなくPV数もショボい当ブログですが、なんとグーグルアドセンス様の広告掲載審査に通りました

広告ついてます。がんばります。

で、これからどう頑張るか、どう当ブログを伸ばすか、についてなんですが……

 

今、「マーケティングに強くなる」という新書を読んでおります。

どうにも私、作ったものを伸ばしたり、自己プロデュースしたりするのが苦手で、

なんなら中小企業診断士試験でもマーケティング分野が足を引っ張って落ちたりしたもので、

折に触れてマーケティングの本は読むようにしてます。

で、この本の後半に、リチャード・P・ルメルトという方が2011年に出版した「良い戦略、悪い戦略」という本で提唱した「戦略の良し悪し」について書いてありました。

悪い戦略の特徴として、ルメルトは4つ挙げています。

  1. 空疎
  2. 重大な問題からの回避
  3. 目標と戦略の取り違え
  4. 間違った戦略目標の提示

いや~~確かに分かるんですよ。特に③。

例えばこのブログに関して戦略を「毎日記事を更新して、まずは月間10000PVを目指す!」とか言ってたら、

いやそれただの目標やんけ!」ってなるわけで……

簡単に説明すると、

①の空疎は「分かりきったことを難しく言い換えたり、実質や内容がないこと」です。

中身のないトートロジーとかですね。

小泉進次郎元環境相の喋り方などは、よくツイッターやらで槍玉に挙げられています。

中身のない同じことを繰り返すという特徴のある文章は「小泉構文」などと親しまれていますが、

こういうのを「空疎」といいます。

 

②の「重大な問題からの回避」は、戦略はそもそも「重大な問題を克服し、高いハードルを越えるために策定する」のだから、戦略として意味がないというもの。耳が痛え~。

どデカい問題や弱点について「まあなんとかなるっしょ」って放置するの往々にしてありますが、

こういうのに真っ向から立ち向かうのが優れたリーダーの勇気とのこと。

私だったら「ブログを毎日書く」ためには

・「面倒くさがり」(言わずもがな。取り掛かるまでが遅い)

・「妙な完璧主義」(ショボいものを人に見せたくない)

・「短期の数字や成果を気にする」(「PV数少ないなあ」とか。メンタル弱いってことですな)

っていう問題を克服せねばですね……

 

③の「目標と戦略の取り違え」はさっき軽く触れましたが、

これ唱えるリーダー多いのが問題ですよね。

本書に「目標とする数値だけを示し、力と意思だけで成功に到達しようとするような指示を出してはならない」と書いてありますが、まさにそのとおりで……

「来月は売上を3割上げろ!」とか目標の数値だけを出したり、

「数をこなして出来るまで頑張るんだ!」とか精神論を唱えるのはリーダー失格で、

そんなもんは戦略でもなんでもねえ、と。おっしゃるとおりです、

 

④の「間違った戦略目標の提示」はちょっと難しいですが、

リーダーは判断材料が多かったり情が絡んで合理的に判断できなかったりして、

寄せ集め的な戦略を作ってしまうミスが多々あるそう。

各所に気を遣ったダラダラした戦略はダメで、リーダーは「何をするか」と同じくらい「何をしないか」を決めるのが重要、とのことで、これも刺さるなあ……

そもそも戦略って、「戦いを略す」って書きますもんね。いらん戦いはしちゃならんのですな。

 

これら悪い戦略の特徴を避け、良い戦略を構築するには次の3ステップを踏むといいらしいです。

  1. 診断
  2. 基本方針の打ち出し
  3. 行動の明示

言われて見ればそのとおりっすね……

まず今の周りの環境、自分の状況がどうか「診断」し、

そこで明らかになった課題に対して「基本方針を決め」、

どのように実行・達成するのか「行動を明示」する。

 

このとき、本書では「閾値効果」っていうのを忘れてはいけないよと書いてあります。

閾値効果とは、例えば理科の実験で、ある物質に熱を加え続けるとある時点で突然色が変わるように、

ビジネスでも突然広告などで効果が出るときがあるよ、というものです。

効果出るまでは不安なんですけど、あるよなあこれ、分かるなあ……

 

本書は企業向け(どちらかと言うと中規模以上の印象)のマーケティングについて論じられている本でした。

私の応援している横浜DeNAベイスターズと、池田元球団社長の実践例や考えも書かれており、面白い一冊でした。

マーケティングの神様と言われるコトラーも、

マーケティングは一日で学べるが、使いこなすには一生かかる」とおっしゃっていますし、

気長に考え巡らせつつ頑張りますか……

ともあれこれからもブログはがんばります。よろしくお願いします。